M&Aの相談先はどんなところがあるの?

後継者探し、事業承継そしてM&Aを考え始めた方にその相談先ってどこ?という最初?の疑問に関して簡単にまとめてみました。M&A相談先イラスト400

実際後継者のこと、そもそも事業を続けて行った方が良いの?etcと根本的な事も含めて相談したい場合にどこに相談したらよいの?という観点でこの記事を書いています。

事業承継の中の一つの手段であるM&A相談先としましては、商工会議所や中小企業支援センター、税理士、弁護士、会計士、そしてM&Aの会社など一通り耳にしますが実際どうなの?という観点から簡単にまとめてみようと思います。

 

M&Aの相談内容って

M&Aの相談内容についてですが、下記のようなことが多いのでは?と挙げておきます。

  • 事業承継ととしてM&Aを選択すべきか?他の方法と比較してのメリットデメリットなど
  • M&Aはどのように進んで行くのか、段取り、大まかな流れ、進め方について
  • 買い手企業が見つかる可能性はあるのか?
  • 会社の価値の算定方法ってどうするのか?
  • 実際の概算金額はどれくらい、教えてもらえるのか?
  • 秘密保持は具体的にどうするのか?心配ないのか?
  • 取引銀行、顧問税理士へ相談することについて

これ以外にもある、と思いますが大事な事は以下の通リです。

限られた時間内での相談なので、上記のように事前に整理して質問事項をまとめておく事が大切です。
自分自身の整理にもなるので、より実のあるそうだんになりますよ。
又できれば、相談相手に質問事項など箇条書きにしたものを事前に知らせておく事も良いですね。

 

M&Aの相談先ってどんなところがあるの?

M&A相談先としましては、ざっと書きますと下記の通リ(中小企業支援センターなど公的機関は省いています)です。

税理士、会計士、銀行、証券会社、弁護士、ファイナンシャルプランナー、M&A仲介会社

 

税理士、会計士

顧問税理士さんや会計士さんに相談する、というケースで書きますと、先ず自社の事情を良く知ってくれているのでその点は良いですよね。

しかし税理士さんや会計士さんの多くは自分の専門外については不得手な事も多く、自分の専門以外のところはどうするの?という事も考えられます。

しかしM&Aでは会計の知識は必須のぶぶんになりますので、重要な役割の一つを担うも会計士さんである事は間違いありません。

銀行、証券会社

銀行や証券会社で特に大手はM&A専門チームもあるのでその能力の高さは信頼がおけます。

またそもそもいろいろな企業の情報が入ってくるのが金融機関ですので、買手企業探しにおいても期待ができますね。

但し、やはり大企業が対象になる事が多く、中小企業ではみつかりいく、しかも費用も高くなる場合もあるのでそこそこ大きな金額になるケースでないとなかなか難しいです。

又大きな組織である事の信頼感の反面、大きな組織であるが故に決裁けっさい・・・となにかとスピード感がないもの特徴といえば特徴です。

弁護士

顧問の弁護士であれば相談しやすいですし、M&Aに絡む様々な法律関係の書類の作成、M&Aの相手候補先とのトラブル防止などそのサポートは必ず必要になってきます。

しかしそこは会計士などと同じ専門分野は頼れますが、候補先を提案してくれるネットワーク・・・となりますと弁護士が不得手な分野でもあります。

弁護士はM&Aの相談先というだけではなく、M&Aには絶対必要な役割を担うことはまちがいありませんが、その専門分野「法律」以外のところになりますと、弁護士事務所間の格差は大きい、と言えるでしよう。

ファイナンシャルプランナー

中小企業の経営者が、事業承継と経営者引退後の収入源としてM&Aを考えた場合には、ファイナンシャルプランナーに相談するケースも多いですし、何より相談しやすい関係であれば、相談先の選択肢の一つになります。

しかし無事M&Aが行われた後の「個人資産運用」面がその専門です。

M&Aを進めていく上で必ず必要な役割ではなく、その専門分野から、ネットワークも、又M&Aに大きく関係する会社の事業戦略などについてもあまり期待できないかもしれません。

M&A仲介会社

M&A仲介会社はM&Aそのものをビジネスにしているので知見はもちろん、何より実務としても実績がある点が、相談先として十分でしょう。

M&A仲介会社には会計士や税理士、弁護士が在籍している場合もあり、在籍しなくてもそのネットワークも豊富といえます。

何よりM&Aの情報が集まってきますので、買手候補先についても期待できる相談先でしょう。

又銀行や証券会社に比べてフィーが安い、場合も多いです。

相談をスムーズに進めることができます。

 

M&A仲介会社に依頼するデメリットと注意点

フィーが収入源であるために、M&A成立ありき!の対応からサポートになりがちです。

又買手企業側はリピートする顧客にあんることから、買手優先になってしまう等々、「M&A仲介会社の質」が問われています。

 

M&Aの相談先について、まとめ

それぞれ得て不得手がり、又それぞれで強みの部分が違います。

最初の相談は質問事項をまとめた上で行かれる事が先ず第一です。

M&Aの相談先としてよりワンストップで、という事からM&A仲介会社が先ずの選択肢になるかもしれませ。

しかし、先程の「M&A仲介会社の質、品質」がM&A成功の重要ポイントになっているのが現実です。

そこでこの問題を解決するために、M&A仲介会社を比較して提示してくれる、その品質を管理して提示してくれる、そんなM&A事業承継サービスが登場しています。

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