リクルート次世代事業開発室とは【簡単まとめ版】

リクルート次世代事業開発室について、初めてであまり良く分からない方の為にリクルート事業開発室の事業承継M&Aサービス、事業承継センターについて調べた事を簡単にまとめています。

 

リクルート次世代事業開発室300

*無料相談のお申込みは先ずはネットのお申込みフォームから、その後電話の方が内容が相手に伝わっていてよりスムーズですよ。
出典:後継者探しに困ったら事業承継センター(←こちらをクリック)
※本サービスは新規事業提案制度から生まれたサービスで、
 継続は一定の期間をもって判断されます。


 

リクルート次世代事業開発室とは?

リクルート次世代事業開発室は、広告、出版、人材そしてコンサルティングと幅広い分野でトップカンパニーの一つ、リクルートの経営戦略の部署、新規事業開発などをやっている部署です。

ここで関わった新規事業から、新しい会社を立ち上げて独立する((株)オールアバウトの江幡 哲也さんなど)というケースも多く、ビジネスの分野全体でその動きがとても注目され、信頼されいるチーム(部署)の一つです。

 

リクルート事業承継M&Aサービスとは?

リクルートの事業承継M&Aサービス(「事業承継センター」)は、そのリクルート次世代事業開発室が提供している「オーナー社長のための事業承継M&Aサービス」です。

事業承継に困っている、後継者探しに困っているオーナー社長の目線に立った、第三者承継のサポートをするサービスです。

 

リクルート次世代事業開発室がM&A会社じゃないの?

ちょっと縮小し過ぎて見えにくいかもしれませんが、以下のリクルートの公式サイトから抜粋した図で説明します(スマホの方は指で広げてご覧になってみて下さい、すいません)。

リクルート次世代事業開発室事業承継スキーム図

左側の「譲渡企業」とは、後継者探しのオーナー企業(社長)さんの事ですね。

そして左側はM&A「買手企業」とそこから依頼を受けている「M&A仲介会社」で、リクルート事業承継総合センターはその間にいる立ち位置です。

つまりリクルート次世代事業開発室はM&A会社ではなく、この立ち位置にいながら、オーナー社長目線でサービスを提供する、という事になります。

最近よく耳にする「M&Aマッチングサイト」と立ち位置や役割的には似ている感じもします。

しかし、リクルート次世代事業開発室の「リクルート事業承継総合センター」は、M&A仲介会社や買い手企業を比較してオーナー社長さんに提示します。

又数多くあるM&A仲介会社の品質、実績も管理して、提携するM&A会社も選んでいる、との事です。

これらの点が他のM&Aマッチングサイトと比較して大きな特徴となっています。

 

 

事業承継、M&Aって乗っ取りじゃないの?

M&Aが乗っ取りと言われる場合は「敵対的なM&A」で、これは大規模企業同士が鎬を削ってやる場合のM&Aです。

中小企業の場合は「会社や事業を承継してくれる人に売りたい」と「今の事業にプラスになる会社や事業を買いたい」をマッチングさせる「友好的なM&A」の方が多いです。

買い手企業はM&Aによって、一から新規事業を立ち上げるのに要する「時間」を買う事になりますから、「友好的」、つまり「お互いにとってメリットがある事」になりますね。

 

事業承継、後継者探しの時の4つの選択肢とは?

オーナー社長さんは「親族への承継」「従業員への承継」「M&A」「廃業」の4つのパターンを考える事になります。

親族への承継は少なくなった

息子や娘が事業を引き継ぐのが会社の中でも外でも受け入れやすいのですが、今は「子供が必ず継ぐ」という考え方も薄れでいますし、親の背中を見て育った、とはいえ経営者に向いているか?経営スキルは?となると又別問題になってきます。

従業員への承継は今も昔も少ない

「社長の右腕に譲る」という形態ですが、実際はこの従業員の方に資金力が必要なケースが多く、ケースとしては少ないです。

廃業も決してラクではない

止めてしまおう!と考えても、借入で会社を運営してきた場合は、負債が残ってしまうので、個人保証も残ったりしますし、何より従業員は解雇する事になります。

廃業は資産は処分価格で安く、又時間もかかりますので負債返済に充てるキャッシュには、なかなかならないんですね。

M&Aが選択肢になります

4つの内、3つの選択肢を見てきて、以下のような理由から、事業承継や後継者探しでM&Aは検討すべき選択肢といえます。

  • M&Aはその売却価格によっては負債から解放される可能性があります
  • 従業員を解雇する必要がありません
  • 取引先にも迷惑をかけず済む可能性が出てきます

 

 

従来の事業承継サービスの大きな問題点とは?

M&Aは検討すべき、とは書きましたが、実際のところ従来の事業承継サービスはなかなか上手く行かないケースもあり、以下のような大きな問題点が指摘されています。

着手金を払ったにも関わらず買手が紹介されない

M&Aはその時点での会社の状況が大きく影響します。ですので、なかなか前に進まない事情は納得しようとは思ってみても、それでも、進捗状況すら分からない!結局紹介されない!となりますと、何のためにお金を払っているの?となってしまいますね。

強引にM&Aをさせられた!

「まさかそんなことってあるの?」と思われる方もいるでしょうが、結構ありがちな話しなんですよ。

こんな話が出てくる一番の原因は売手(譲渡)企業側、つまりオーナー社長さん目線に立って丁寧で分かりやすい説明をしていなかった、という点が挙げられます。

専任契約のため1社にしか依頼できない

結局のところ、どの会社が自分にとってぴったりかわからない・・・ということになります。

M&A会社がどこがよいのかわからない

事業承継に場合、依頼するオーナー社長側とM&A会社との間の情報量や知識の格差が大きすぎます。ですので「比較」といっても実際には比較なんてできるものではないんですね。

リクルート次世代事業開発室事業承継M&A1-400

 

 

事業承継サービスを選ぶ上でのポイントは?

上記のような問題点から、M&Aを相談する上で、つまり事業承継サービスを選ぶ上でのポイントは次のような事になります。

  • 知名度もあり信頼できる会社、又は部署が運営しているかどうか?
  • M&A仲介会社や買い手企業を比較できるなど、正式に依頼する前に判断材料になる十分な情報提供があるかどうか?
  • M&A仲介会社の質を維持する仕組みがあるかどうか?
  • 最初の相談無料、着手金無料、成果報酬かどうか?

 

リクルート次世代事業開発室がおすすめの理由は?

リクルート次世代事業開発室が行っています「事業承継センター」がおすすめの理由、他にはない特徴など以下にまとめました。

  • リクルート次世代事業開発室」が行っている唯一の事業承継M&A
  • 相談は無料、着手金なし、実際に買い手企業に合うまでは無料、成果報酬
  • M&A仲介会社の比較検討が可能
  • リクルートがM&A会社の品質管理も行う
  • もし不審な点があればリクルート通じてM&A仲介会社に対して情報開示要求が可能
  • M&A仲介会社からの重要事項説明を徹底させている

以下は「事業承継センター」のサービスの流れとサービス内容を図示したもので、公式サイトから引用しています。

リクルート次世代事業開発室事業承継センターの利用の流れ900

リクルート次世代事業開発室事業承継M&A2-400

 

 

情報の非開示、秘密保持は大丈夫なの?

人材最大手といって良いリクルートの超ド級の情報漏洩委管理、秘密保持と考えて良いでしょう。

  • リクルートは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク認定事業者
  • 提携先のM&A仲介会社に対しても秘密保持契約を締結
  • リクルート独自の基準の審査をクリアした会社ばかりなので情報管理は徹底

 

 

リクルート次世代事業開発室事業承継の利用の流れは?

先ずは最初の相談のお問合せからリクルート担当者との面談までの流れを書いています。

ネットスマホからお問合せ

リクルート次世代事業開発室事業承継青矢印30

電話がかかってきて面談の日程調整など

リクルート次世代事業開発室事業承継青矢印30

リクルート担当者との面談

リクルート次世代事業開発室事業承継青矢印30

相談、着手金は無料

 

 

いつ、リクルート次世代事業開発室に相談すれば良い!

今すぐ売却を考えていなくても無料相談は受け付けているようです。

秘密厳守の点も心配がないようなので、いざ売却!と決断しもそこからかかる時間も考えて、先ずは早めに、できれば早め早めに相談した方が良さそうですね。

 

 

リクルート次世代事業開発室はM&Aの実務はやらない

リクルート次世代事業開発室の事業承継センターは売手のオーナー企業さんと買い手企業とそのM&A仲介会社の間に立って後継者探しのオーナーさんをサポートする役割です。

ですので、実際のM&Aの実務はリクルートと協力関係にある専門的なパートナー企業が行います。

 

 

リクルート次世代事業開発室の守備範囲は?

リクルート次世代事業開発室の事業承継センターが「する業務」「やらない業務」を上記からの公式サイト(外部リンク)にある「Q&A」から抜粋してまとめてみました。

事業承継センターがする業務

  • オーナー社長さん(売り手企業側)の相談にのって事業承継をサポートする
  • M&Aではなく親族内や親族外承継などの事業承継
  • 買い手が見つかっている場合の企業価値算出、買収監査、条件交渉、契約締結など
  • MBO、EBOによるM&A

事業承継センターがやらない業務

  • 買い手企業側の買い手を見つけるサポート、相談(買い手が見つかっている場合は上記の通リ)
  • 海外会社とのM&A案件
  • ペーパーカンパニーや休眠会社のM&A案件

 

赤字、債務超過の会社で売却できるケースは?

売上げが高い場合や債務が少ない場合などで、特殊な技術や商圏(取引先)がある場合、大手企業との取引がある場合などは、可能性があるようです。

 

 

事業承継M&Aサービスの簡単比較

リクルート次世代事業開発室は、M&A会社や買い手企業を比較検討ができるetcから売り手企業に対する安心サポートに重点においた「オーナー社長のための事業承継M&Aサービス」です。

さて、他にはどんなところがあるの?と、とても簡単で恐縮ですが下記一覧表にしてみました。

大手人材サービスの会社のM&Aサービス、母体が大手M&A仲介会社のところ、そして「M&Aマッチングサイト」のベンチヤー企業等々いくつか挙げています。

事業承継センター
  • リクルート次世代事業開発室
  • 買い手企業、M&A仲介会社に比較ができるetc
  • 開始年:不明2018年?
MAfolova
  • エンジャパン(転職サイトのエンジャパン)
  • 開始年:2018年5月
ビズリーチ・サクシード
  • 株式会社ビズリーチ(転職サイトのビズリーチ)
  • 開始年:2017年11月
Batonz(バトンズ)
  • アンドビズ株式会社(東証1部上場のM&A仲介会社である日本M&Aセンターの子会社)
  • 開始年2018年4月
  • 協働金融機関、会計事務所多数
M&A市場SMART(スマート)
  • 株式会社ストライク(東証1部上場のM&A仲介会社)
  • 開始年1999年1月
M&Aプラス
  • デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
  • 開始年2018年3月
  • 元は人材サービスのディスコが運営、デトロイトトーマツに買収された
トランピ
  • 株式会社トランビ(国内最大級のM&Aマーケット)
  • 開始年 2011年7月
  • 事業承継・M&Aのマッチングサイト、2016年にアスク工業から分社化
ファンドブック(FUNDBOOK)
  • 株式会社FUNDBOOK
  • 開始年2017年8月
M&Aクラウド
  • 株式会社M&Aクラウド
  • 開始年2016年6月
  • 中小ベンチャー企業のM&Aマッチングプラットフォーム
M&A PARK
  • 株式会社エムアンドエーパーク
  • 開始年2017年11月
  • 世界最大級のM&Aマーケット、店舗売却など比較的小規模な案件が多い